胃カメラ検査

胃カメラ検査
(胃内視鏡検査)について

胃カメラ検査とは、その名の通り食道、胃、十二指腸の状態をリアルタイムに直接観察します。悪性を疑う病変に対しては、その場で組織を採取することが可能で、顕微鏡による病理検査に提出できます(結果は1~2週間程度かかります)。胃がんや食道がんは早期発見によって内視鏡治療による完治が期待できる一方で、進行すると手術や化学療法が必要になってしまいます。そのため、いかにして早く見つけるかが勝負になってきます。
実は内視鏡検査をもってしても、早期の食道がんや胃がんを見つけることは非常に難しいことです。早期発見の為には高性能なカメラ、熟練した検査医の観察眼、時間をかけた検査が必要です。

当院の特徴

熟練の内視鏡専門医が胃カメラ検査を担当します

胃カメラ

当院では、消化器内視鏡学会専門医が検査を担当します。経験豊富で、どのような状況にも対応できる医師が検査を行うことで安心して検査を受けていただけます。
また、微小な胃がんを見つけるためには、専門医の豊富な知識や訓練された観察眼が必要です。
さらに様々なテクニックを熟知した医師が検査するため、以前、胃カメラで苦しい思いをした方も、意外なほど楽に検査をうけることができます。

最新の内視鏡システムを採用しています

内視鏡当院ではフジフイルム社製の最先端の内視鏡システム「ELUXEO 8000」を採用しています。2024年6月発売予定の最上位システムを当院ではすでに先行導入しています。「BLI」や「LCI」といった独自の特殊光や、フジフイルム社のもつ様々な画像処理機能、デジタルハイビジョン、拡大機能(ズーム)などのあらゆる最新機能を兼ね備えた革新的なシステムです。
これらのハイテクを使いこなすことで、今までは認識できなかった小さな病変でも見つけることが可能です。

鎮静剤を使用して眠った状態で苦しくない検査が可能

鎮静剤を使用した負担が少ない胃カメラ検査を実施しています鎮静剤の効果によりウトウトした状態で検査が可能です。効果には個人差はありますが、「気がついたら検査が終わっていた」という状態を目指します。また鎮静剤により検査の負担を少なくなることで、口から高性能のカメラを挿入することができ、微小な病変も見逃さない検査が可能になります。

胃カメラと大腸カメラが同日検査可能です

当院では、胃カメラと大腸カメラを同時にうけることも可能です。検査の流れとしては、下剤で腸をきれいにした後に、胃カメラ→大腸カメラの順番で検査を実施します。胃カメラの前に鎮静剤を投与し、眠ったまま大腸カメラも終わらせてしまいます。
複数回の通院が困難な方も一度ご相談ください。また、同じ日に検査をまとめることで、事前の食事制限や鎮静剤投与からの回復なども一度で済むため、検査前後の負担を少なくすることができます。

大腸カメラについて

土曜日や当日でも検査可能です

平日受診できない方にむけて、当院では土曜日も検査を実施しています。
また初診の日でも、最後の食事時間や検査の予約状況などの条件が合えば、即日に胃カメラを受けられることもあります。まずは電話にてご相談ください。

リカバリースペースを完備しています

当院では、胃カメラの後に休憩して頂けるリカバリースペースを完備しています。検査で鎮静剤を使う場合は、検査後は寝た状態でリカバリースペースにご案内します。
鎮静剤がしっかりと切れるまで、リラックスしてお過ごしください。
検査後の疲弊した状態で無理に移動することはありませんので、ご安心頂ければと思います。

胃カメラ検査の流れについて
(午前中に検査の方)

1前日

前日夜21時までに消化の良いメニューで夕食をすませてください。お茶や水、スポーツドリンクなどの透明な飲み物は摂取可能ですので、こまめな水分補給をお願いいたします。
なお、飲酒はお控えください。

2当日の朝

当日の朝食は食べないでください。
日頃から飲んでいる薬があれば、中止することなく検査の2時間前までに内服をしてください。また脱水に注意して、お茶、水、スポーツドリンクは積極的に飲んでください。
※糖尿病の治療薬やインスリン注射をしている方は当日朝の内服や注射は中止してください
※血液をサラサラにする薬(抗血小板薬・抗凝固薬)を内服中の方は前もって内服のルールを確認いたしますので、医師の指示をお守りください。

3来院

事前診察が済んでいる方は、予約の30分前までにお越しください(朝一番の検査枠の方は10分前までにお越しください)。

4準備と問診

検査前に問診を行った上で、胃の泡を消すお薬を内服して頂き、のどや鼻に適宜麻酔をします。

5検査

検査は10分程度で終了します。必要があれば病理検査やピロリ菌検査を実施します。

6休憩

鎮静剤を使用した場合は、検査後にリカバリー室で休憩となります。壁で区切られていますので、周囲を気にしないでお休みいただけます。

7検査終了後

休憩した後に、医師より検査の結果を説明します。病理検査を行った場合、結果が分かるまで時間がかかりますので、後日改めておこしください(来院、オンラインいずれも対応可能です)。
なお、検査で鎮静剤を使った場合は、当日の車、オートバイ、自転車の運転は厳禁です。公共交通機関のご利用、もしくはご家族に送迎をご依頼ください。

検査費用

  1割負担 3割負担
胃カメラ検査 約1,500円 約4,500円
胃カメラ検査+病理検査 約3,000円 約9,000円

※検査費用の目安です。その他、診察代や処置費用が別途かかります。