吐き気・嘔吐
「胃の中身を吐いてしまう」ことを嘔吐と言い、「吐きそうだけど、まだ吐いてはいない」ことを吐き気といいます。吐き気のことを悪心や嘔気と呼ぶこともあります。
吐き気・嘔吐の原因疾患
吐き気や嘔吐の原因は必ずしも胃や腸ではなく、脳や、ホルモンの影響など多岐にわたります。
以下では胃や腸といった消化管が原因となる疾患を中心に記載します。
食べ物の消化不良
早食いや食べ物の過剰摂取、アルコールの多量摂取は、当然ながら胃腸に負担がかかり、吐き気・嘔吐を生じます。
腸閉塞
手術後の癒着や、大腸がんなどの腫瘍、腸アニサキス症などによる激しい腸管浮腫などによって腸閉塞がおこります。行き場を失ったガスや腸がお腹にたまり、吐き気や嘔吐の症状があらわれます。すぐに診断し、治療が必要です。
妊娠
妊娠初期のつわりの症状の可能性もあり、女性であれば疑わなければいけません。妊娠の可能性がある場合は、CT検査などの放射線被爆を伴う検査は、胎児に影響を与える可能性があるため避ける必要があります。
その他の原因
くも膜下出血や脳腫瘍などの頭蓋内疾患、甲状腺機能異常や高Ca血症といったホルモンや電解質の異常、うつや摂食障害などのメンタルの影響など様々です。
吐き気・嘔吐だけでなく、他の症状も合併することが多いため、
吐き気・嘔吐の検査
上記のように、あまりにも多くの原因があるため診断は難しい場合があります。当院での診療
吐き気や嘔吐は不快感のつよい症状であり、日常生活を妨げます。
当院では、迅速な診断をし、少しでも早く患者様の症状をやわらげることを目指しています。必要な場合は胃カメラ検査や大腸カメラ検査も、当日や翌診療日には実施できるように努めます。まずはご相談ください。